島田わたる,島田恒,旭市,旭市議会議員

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2025年6月 令和7年第2回定例会において、次の項目の一般質問を行いました。

1 コメ政策と本市の取り組みについて

▶︎問
令和6年産の米作付面積について、主食用米・飼料用米・WCS(ホールクロップサイレージ)の現状について伺う。
▶︎答
令和6年の作付面積は以下の通りです。
主食用米:2,596ha、飼料用米:715ha(前年から10%減)、WCS用稲:58ha、主食用米の作付けは、米価が上昇しているにもかかわらず大きな増減はありませんでした。
飼料用米はコロナ禍による米価低迷を背景に拡大傾向でしたが、令和5年のピーク(784ha)を境にやや減少しています。WCS用稲は比較的安定しており、50ha前後で推移しています。
昨年は飼料用米が4,784トン生産され、そのうち約89%が市内の畜産農家で構成される「旭市飼料用米利用者協議会」に出荷されました。安定した国産飼料への需要は引き続き高い状況です。
また、担い手農家の減少や農地集積の必要性が浮き彫りとなっており、農地中間管理機構の活用による規模拡大が課題です。

▶︎問
今年(令和6年)の作付状況と農家の意向について伺います。
▶︎答
現在集計中ですが、令和6年の見込みは以下の通りです:
主食用米:約2,900ha(増加傾向)、飼料用米:約400ha(減少傾向)、WCS用稲:約50ha(横ばい)。
米価の高騰により、飼料用米から主食用米への作付転換が進んでいます。一方で、資材価格の高止まりや機械更新の補助対象外といった経営課題も深刻です。
旭市ではスマート農業の推進も進めており、JAちばみどりが設置した自動運転農機の基地局(匝瑳市・銚子市)を活用し、DX・AI技術の導入による生産性向上を目指しています。
さらに、飼料用米とWCSに関しては以下のような取り組みが行われています。
わら収集による交付金対象:飼料用米で444ha(約6割)、堆肥散布:WCSで35ha(約6割)、 飼料用米を与えた豚の堆肥を水田に戻す取り組みも実施中です。
昨年11月には、財政制度等審議会から「飼料用米を助成対象外に」との意見も出されましたが、市と協議会は国・県に制度維持と交付金増額を要望し、地域内流通に対する新たな交付金メニューが創設されました。

▶︎提言
持続可能な水田農業と地域循環型農業の確立に向けて
コメ政策は単なる品目支援ではなく、地域農業の未来を築く基盤政策です。農家の声をしっかりと拾い上げ、将来に継続可能な水田農業を育てていくため、以下を強く求めます:
・主食用米の安定生産と、畜産飼料の安定供給の両立が図れる政策設計
・飼料用米交付金制度の維持・強化による、畜産農家の経営支援
・市独自では限界がある分野であっても、国・県への積極的な意見発信
・地域循環型農業の一層の推進(耕畜連携・二毛作・堆肥活用等)
本市の農業は、耕種と畜産が共に成長してきた歴史があります。このバランスを保ち、将来につなげるため、持続可能な農政の強化を今後も強く要望いたします。




2 旭駅前開発と整備について

▶︎問
旭駅前の整備のこれまでの経過について伺う。
▶︎答
旭駅前の整備は、千葉県を事業主体として「都市計画道路旭駅前線」として約350mの整備を行い、平成26年度に完成しました。主な整備内容は以下の通りです:
・道路の拡幅による歩車道の分離
・駅前広場の整備(バス・タクシーの待機場所、観光案内板、時計塔、街路灯)
・電線の地中化により景観・快適性が向上
・駅東側の道路や駐輪場の整備も実施
この整備により、旭中央病院、東総文化会館、県立東部図書館などを結ぶ交通ネットワークが形成され、利用者の安全確保が図られました。
また、駅前線沿道の土地利用は、空き地が約1割、貸駐車場が約2割となっています。整備により歩行者と車の動線分離が進み、交通の円滑化と安全性が向上しました。駅利用者の利便性も向上しています。
ただし、JR旭駅の一日平均乗車人数は整備前(30年前)が2,677人、整備完了後(10年前)が1,894人、そして令和5年現在は1,594人と、減少傾向が続いています。

▶︎問
駅前の整備と開発に関する今後の計画について今後、旭駅前の開発や整備について、どのような計画がありますか?
▶︎答
現時点で都市計画や開発計画はありませんが、次のような取り組みを進めています
第4次定住自立圏共生ビジョン(第3期総合戦略)に基づき、中心市街地活性化の一環として、駅前・銀座通り商店街などを使ったイベント誘致・支援を進行中です。
一般社団法人みらいあさひが「生涯活躍のまち・みらいあさひ」周辺のエリアビジョンを策定し、官民連携による魅力的なまちづくりを目指しています。
空き店舗活用事業補助金や、JRとの連携についても協議中です。
現時点では、産官学連携による拠点づくりの具体的計画はなく、他自治体の事例(例:八日市場駅前の「匝りの里」など)を参考に研究を続けます。
交通結節点である旭駅前の環境整備として、バス停に上屋やベンチを設置しています。

▶︎問
駅前のあるべき姿と今後の取り組みについて
旭駅前は「市の顔」ともいえる場所です。駅前のあるべき姿とは何でしょうか?また、今後の取り組みは?
▶︎答
駅前は、通勤・通学・買い物・通院など、多目的に多くの人が利用する「活気や賑わいのある場所」であるべきです。
これまでの取り組みとしては、
七夕まつり
あさひの芸術祭実行委員会とのスタンプラリー
など、市民や事業者と連携したイベントを実施しました。
こうした活動を今後どのように継続・発展させるかを研究してまいります。また、国の支援制度の情報収集や、近隣自治体の事例研究も進めています。完全自動運転など先進技術の導入はまだ時間がかかりますが、今後の動向を注視していきます。
▶︎市長
・現状のままでは、駅前を活性化していくことは難しい課題であるが、活気ある場所にしたい、何とかしたいという思いはある。
・第4次定住自立圏共生ビジョンにもある、空き店舗を利用したイベントやコミュニティ活動、チャレンジショップの誘致・支援などを行っていくとともに、官民連携により事業を進めている生涯活躍のまち・みらいあさひ周辺を起点とする地域活性化の波が旭駅周辺にも広がることで、駅前に元気や賑わいが波及していくような、まちづくりに今後も取り組んで行きます。

▶︎提言
段階的で現実的な「市民参加型」再整備を
旭駅前は「市の顔」であり「玄関口」です。これからの整備は行政だけでなく、市民・農協・医療機関・観光団体など、多様な主体が連携して作り上げていくべきです。
まずは段階的で具体的な一歩から始めましょう
JAや農業高校との連携による直売所・マルシェ型スペースの整備
高齢者が安心して利用できるバス待合所の整備
といった小規模な拠点整備が、活性化の起爆剤になり得ます。
本市には4つの駅(干潟・旭・飯岡・倉橋)があり、それぞれが生活と地域の拠点としての役割を担ってきました。今や空き家や人の流出も含め、駅周辺の再整備は喫緊の課題です。 市民の声を丁寧に聞き取り、積極的に調整・支援に取り組むことを、強く要望いたします。



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